安室奈美恵「SWEET 19 BLUES」

全体的にR&Bのリズムで大人の雰囲気を漂っています。曲調がゆっくり。ジャジーなコードを使っていますね。1996年に発売され、安室奈美恵が18歳の楽曲。その年齢のときでしか歌えないような音楽です。

この楽曲の好きなところは3つあります。

まず1つ目は、サビの歌い方です。1番と2番のサビはささやくように、控えめに歌っています。しかし最後の大サビは、キーも高くなって、叫びのように歌うのです。まるで、最初の1番と2番のサビは大人になることへの不安を滲み出した歌い方です。でも最後は大人になることへの決意にも似た歌い方ですね。この歌い方に私は感動しました。

2つ目に歌詞です。歌詞の内容は、子どもと大人の間の18歳という年齢の揺れる気持ちを歌っています。明日19歳になるけれども、大人っぽい大人に成り切れていない、このまま子どものままでいたいけれども、大人になりたい。そのような葛藤が表れている歌詞です。歌詞の世界観を大人のR&Bに乗せることで、さらに葛藤が際立っています。私はちょうど19歳のときになったとき、この歌詞のように感じたことを覚えています。誰もが必ず通るであろう19歳の人々にみんなに届くような歌詞。これを作った小室哲哉は天才だと思います。

好きなところの3つ目は夜のドライブに合うところです。R&Bの大人っぽさは、ゆったりと首都高速を走るようなイメージです。R&Bに酔いながら(実際は酔って運転してはいけませんが)大人を演じることが出来る音楽です。

筆者について

trecomuni

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